南山大学

 
指定
期間
秋学期
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担当者
柳澤 田実
他の科目との関連
他学科履修
副題 キリスト教文化におけるイメージの問題
授業概要  この講義では、キリスト教を西欧文化の素地・基礎として学修しますが、その際にとりわけヴィジュアル、イメージというテーマから考察することとします。そもそも目に見えないはずの神がなぜ絵画に描かれることになったのでしょうか?また神が描かれることによってどのような問題が生じたのでしょうか?これらの諸問題について聖書のテキストはもちろんのこと、様々な絵画や映画を鑑賞しながら考察を進めます。キリスト教の文化の比較参照項として、ユダヤ教やイスラム教といった他宗教の文化や、キリスト教以外のもう一つの重要な西欧文化の源流である古代ギリシアの思想文化についても随時触れる予定です。
学修目標 視覚・イメージという主題からキリスト教文化について概説的に理解する
授業計画 1.目に見えない神
2.旧約聖書にみる偶像崇拝の禁止
3.他宗教にみる偶像の扱い
4.偶像からイコンへ
5.視覚(ギリシア) 対 聴覚(ヘブライズム)
6.聖なるものを描くには
7.描かれる神イエス・キリスト
8.イメージの宝庫『雅歌』
9.神の死は描かれ得るのか
10.教会建築という体験
11.現代のキリスト教映画
評価方法 期末レポートと出席。リアクション・ペーパーの提出状況も加味します。
テキスト 毎回プリント資料を配布。視聴覚資料も多用。
その他 2004生以降は2年秋〜、2000〜2003生は2年春〜