21225 組織神学(三位一体論)
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選必 |
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秋学期 |
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2 |
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2〜4 |
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鳥巣 義文 |
他の科目との関連 | 聖書学、キリスト論などの基礎知識を前提とする |
他学科履修 | 可 |
副題 | |
授業概要 | キリスト教信仰の中心には三位一体の神理解がある。本講義では、聖書に見られる「父と子と聖霊」への言及の確認から初めて、古代から現代にわたる三位一体の神理解の論争史を辿り、終わりに、救済史的三位一体の神理解が現代の我々に問いかける意味について吟味する。 |
学修目標 | 唯一神教と呼ばれるキリスト教であるが、独自の三位一体の神理解を有することを確認し、その成立と内容について吟味する。この検討を通して、伝統的な教説の紹介とその現代的解釈への展望を拓く。また、講義中に設定されたリアクションペーパーの提出またディスカッションでは、講義内容の振り返りとさらなる学習や研究のための意見交換をし、理解を深める助けをする。 |
授業計画 | 1.ユダヤ教伝承における神理解 2.新約聖書における父と子と聖霊 3.リアクションペーパー&ディスカッション 4.教理史上の父と子の関係 5.アレイオスとアタナシオス 6.リアクションペーパー&ディスカッション 7.教理史上の父と子の聖霊 8.カパドキア三教父と典礼 9.リアクションペーパー&ディスカッション 10.東西キリスト教会の異なる理解 11.用語の問題 12.リアクションペーパー&ディスカッション 13.組織的考察−伝統的な試み 14.組織的考察−現代の試み |
評価方法 | 出席、リアクションペーパーの提出と議論への参加、学期末レポートなどにより総合的に評価する。 |
テキスト | 特に指定しない。適時、プリントを配布する。 |
その他 | 鳥巣義文『三位一体の神と救い−現代人のための一論考』(新世社、2005年)、ISBN4-88382-068-8、¥1800は、現代的な考察また解釈のために参考になろう。 |