南山大学

 
指定
期間
春学期
秋学期
単位
年次
3・4
担当者
市瀬 英昭
他の科目との関連 典礼学(総論I、II)が前提
他学科履修
副題 「典礼暦年」と「教会のいのり」──その構造、神学と実際
授業概要 キリスト教典礼の中該をなす「ミステリウム・パスカーレ」が時間の流れの中でどのような展開をしてきたか歴史的に概観し、現代におけるその意義を問う。また「教会のいのり」の起源と構造について解説を行う。
学修目標 教会がキリストのできごと(ミステリウム・パスカーレ)を歴史の中でどのように体験し現在化させてきたか、を理解すること。
授業計画 (各論I)
1、典礼暦年の核−ミステリウム・パスカーレ
2、典礼暦年の神学
 (1)典礼暦年の起源と展開の原理
 (2)主日の起源と神学と実際
 (3)復活徹夜祭、復活節と四旬節の発生と展開
 (4)降誕祭、降誕節と待降節の発生と展開
 (5)年間の構成と神学
3、典礼暦年とキリスト者の生活

(各論II)
1、「教会のいのり」の起源について
2、「教会のいのり」の神学
 (1)神との対話としての「教会のいのり」
 (2)「感謝の祭儀」と「教会のいのり」
 (3)時の聖化としての「教会のいのり」
4、「教会のいのり」の構成と実際
5、「教会のいのり」とキリスト者の生活
評価方法 講義への参加姿勢、発表、質疑応答、レポートないし試験などより総合的に判断する。
テキスト K.−H.ビーリッツ著「教会歴・祝祭日の歴史と現在」(松山與志雄 訳)教文館 2003年
中垣純編『キリストとともに祈る〈教会のいのり〉の解説書』ドン・ボスコ 1984年
その他