南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
2〜4
担当者
渡部 森哉
他の科目との関連
他学科履修
副題 アンデスの文化史−新世界への誘い−
授業概要  先スペイン期アンデスに展開した文化について、最新の発掘データを組み込みながら、通事的に解説する。文化の理解のためには比較という視点が有効であり、その対象を他の地域か他の時代に求める必要がある。この授業では、個々の事例を独立して理解するのではなく、他の地域の事例と比較しながら、また全体的な流れの中に位置づけることによって、その特徴を明確にすることを目指す。
学修目標  文化を理解する幅広い視点を養う。といってもそれは簡単には達成できない。外国や他の地域に行った時に、すぐに分かったつもりになるのではなく、文化を理解することがいかに難しいか、そしてそれを知るためにその歴史を調べることがどれだけ重要であるか、を知ってほしい。
授業計画 1)イントロダクション
2)アンデスの自然と人間
3)最初のアメリカ人
4)アンデス文明の誕生
5)チャビン文化の謎
6)モチェ文化シパン王墓の発見:地方発展期1
7)ナスカ文化の地上絵:地方発展期2
8)ティワナク文化とワリ文化
9)シカン文化とチムー文化
10)インカ文化
11)カハマルカ文化
12)アンデスとその周辺地域
13)スペイン人の誤解
14)まとめ
パワーポイントやビデオを適宜使用しながら進める。毎回出席・質問カードを配布する。質問(あるいは感想)を記入して提出してもらう。質問には次の授業で答えるようにする。なお電子メールによる質問も受け付ける予定である。
評価方法 出席・質問カードの提出状況・内容と、期末試験の結果を総合的に判断する。期末試験はノート持ち込み可とする。
テキスト 初回の授業に参考文献リストを配布する。
その他