南山大学　シラバス検索用

指定	選	期間	春学期
単位	２	年次	2〜4
担当者	青山　幹哉

他の科目との関連
他学科履修	日本文化学科生のみ可
副題	古文書で読む日本中世史
授業概要	歴史を知るためには、必ずその拠り所となる資料が必要である。文献史学の場合、それは文献資料に他ならない。この授業では、古文書解読の入門編として、古文書の読み方とその背景について学習する。無味乾燥に見える文献史料でも、読み手が真剣に呼びかけると、それに応えて語り始めてくれることを実感してほしい。
学修目標	日本中世史料に関する基本的知識を習得し、併せて史料批判の方法を学ぶ。
授業計画	１．古文書学について２．合戦の文書３．売買と金融の文書４．訴訟と裁判の文書５．荘園の文書６．女性の文書７．戦国大名の文書８．職人の偽文書　上記のように授業をすすめる。２〜８では、古文書の活字版コピーをテキストとする。受講生は、辞書を引く、疑問点をまとめるなど、必ず予習をしてから授業に出席すること。なお、古文書に接する好機があれば、博物館等において学外授業をおこなうことがある。
評価方法	出欠状況、質疑応答、レポート、学期末試験等を総合的に判断して評価する。
テキスト	配布する。
その他	参考文献は以下の通り。相川高徳『中世鎌倉人の手紙を読む』男性編・女性編　岩田書院、2004年山田邦明『戦国のコミュニケーション』吉川弘文館、2002年小山田和夫『入門　史料を読む—古代・中世—』吉川弘文館、1997年佐藤進一『古文書学入門(新版)』法政大学出版局、1997年安田元久編『古文書の語る日本史』３巻(鎌倉)　筑摩書房、1990年永原慶二編『古文書の語る日本史』４巻(南北朝・室町)　筑摩書房、1990年峰岸純夫編『古文書の語る日本史』５巻(戦国・織豊)　筑摩書房、1989年