23112 心理人間学演習I、II
|
必 |
|
春学期 秋学期 |
|
2 |
|
3 |
|
川浦 佐知子 |
他の科目との関連 | 「質的データ研究法」を同時に受講すること |
他学科履修 | 不可 |
副題 | アイデンティティ研究ゼミ |
授業概要 | このゼミでは「アイデンティティ」を主要テーマとし、“自己”をどう定義づけるか、帰属感をめぐる問題、“自己”をどう社会、世界の中に位置づけるかといった問いに、質的リサーチ手法を用いてアプローチします。具体的には; ・青年期など、様々なライフ・ステージにおいておこるアイデンティティの危機、 ・社会的役割、人間関係(家族関係、友人関係など)の変化に伴う自己検討、 ・異文化に触れるなど新しい体験によって引き起こされる自己変容、 ・歴史的、社会的、個人的出来事(戦争体験、闘病体験など)をふりかえることを通しての自己理解、 ・ジェンダー、国籍、人種、文化などが自己像に与える影響 などがリサーチ・トピックとなります。データ収集は面談(インタビュー)を主とします。尚、インタビューの進め方、データ分析は、「質的データ研究法」を受講することで習得してください。(演習と平行して3年次に受講することが望ましい)。ゼミにおいては互いにフィードバックをしながら、各自の研究を研鑚することが望まれます。 |
学修目標 | 1.自分のもつ疑問、興味を、研究可能なテーマ、課題へと置きかえるプロセスを体得する。 2.自分のプロジェクトを計画、推進する力をつける。 3.レポート作成、プレゼンテーションを通して自分の考えを伝達するスキルを育てる。 ・文章作成、再読、構成、再構成という過程を習得する。 ・自分の論の進め方が読む人、あるいは聴く人に充分理解されるよう、構成力をつける。 4.既存する文献、研究を建設的に批判、検討する力をつける。 5.自分の視座を確立する。 |
授業計画 | 1)春学期 ・アイデンティティ理論の理解 ・リサーチ・トピックスの洗い出し ・自分のリサーチ・テーマについての文献研究 ・卒論の構成、全体像を把握する(卒業生の論文に目を通す) 2)秋学期 ・インタビュー質問項目の校正、及びインタビュー対象者の絞込み ・インタビューの実施、逐語作成、分析 ・ナラティブ・アナリシスの理解と実践応用 |
評価方法 | ゼミ参加度、及びレポートに基づく総合評価 |
テキスト | 初回の授業で指示します。 【その他】3年次春学期に「質的データ研究法」を受講すること。 2000〜2003生は、科目コード23812で登録すること。 2004生以降は、科目コード23112、23132で登録すること。 |
その他 |