南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
2〜4
担当者
アッセマ庸代
他の科目との関連
他学科履修
副題 和学・魂学・霊性教育の意識化
授業概要  ホリスティックな死生論では、人間を宇宙的存在としてとらえ、地球という生命体全体と人間との関わりを、ホリスティックな生命論や環境倫理的な視点から検討する。特に自己とのつながりを明確にするためのイメージやアウェアネスを豊かにする体験を重視する。和語によるスピリチュアルケアを問う。
学修目標
授業計画 (1)生命への機械論的、唯物論的アプローチから、ホーリスティックなアプローチへの変化とその必要性の理解。“パラダイムシフト”という現実認知、理解の変容を考察する。
(2)“関係性”あるいは“つながり”といったものを中心に捉えた視点から“自然”、“いのち”“老死”を考える。システム理論やガイア仮説など、生命と環境を統合的、全体的に捉えようとする視点や、人間と自然の関わり様を新たな視座や発想法から見つめようとするアプローチを紹介する。
(3)いのちの流れとしての進化、その流れの一部としての自己を考える。宇宙という広大な時空の内に存在し、地球という惑星に特有の意識、感性をもつ人間の存在のユニークさを再考しつつ、そうした人間が生命をより統合的、全体的に考えることの意味を問う。
以上の内容に様々な気づきawarenessの実習ワーク及びコンセプトの分かち合いを通してアプローチすることで、自分の価値観、視点などを明確にしていく。
評価方法 ・PF評価
・授業等参加度・レポート・研究発表の総合評価。
・グループ(又は個人)研究・発表への主体的参加。レポートの創意工夫度・出席回数や自己存在感のあるプログラム参画等で評定する。自己評価やフィードバック法も行う予定。
テキスト 文献リスト・VTR・プリント物等適宜提示。
その他 この授業は2コマ連続で行う。
旧科目名「ホリスティック生命環境論I」。