他の科目との関連 |
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他学科履修 |
可 |
副題 |
宗教から見た教育 ー 教育から見た宗教 |
授業概要 |
「政教分離」を基盤とする民主主義社会において宗教教育を公教育から排除することは常識となっているが、各国の歴史や現状をみる限り宗教と教育の接点が多くて、教育現場における政教分離は必ずしも徹底されているわけではない。ヨーロッパ、アメリカ合衆国、及び東南アジアからの例を分析し、「宗教」と「教育」の相互関連を考察する。 |
学修目標 |
提供される情報(プリント)に授業中で取り組み、それに関する自分の意見や考え方を教室で述べることとともに、自由に選べられるテーマに関して適切な文献(情報)を集め、整理し、自分の意見を加えてひとつのレポートにまとめ上げることは、この授業の狙いだ。 |
授業計画 |
いくつかのテーマ ─ 宗教を必修科目とするドイツの学校教育、アメリカ合衆国の高等教育と教会(信仰復興運動)、インドネシアのPancasila、日本の公教育における道徳教育と愛国心、アメリカ合衆国における「進化論」を巡る論争、キリスト教的教育観と体罰、イスラムと教育、等 ─ に沿って授業を進めるが、履修者の疑問や希望に応じて内容の変化や追加もあり得る。用意するプリントは英語で書かれている文章をも含む。授業の大半は(多少一方的な)講義になるが、人数が許す限り、クラス全体あるいはグループによるディスカッションを行う。 |
評価方法 |
授業への出席参加を合格の必要条件とする。講義内容を対象とする筆記試験は行わないが、広い意味での「教育と文化」を取り上げる学期末のレポートを課す。具体的なテーマは履修者が自由に選ぶことができる。レポートの評価に出席参加を加味して成績を決める。 |
テキスト |
共通のテキストは使わない。 |
その他 |
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