南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
3
担当者
安田 文吉
他の科目との関連
他学科履修 不可
副題 近世芸能文化研究
授業概要  近世(江戸時代)の歌舞伎・人形浄瑠璃作品を取り上げ、作品自体はもちろんのこと、作者・役者・観客・番付・評判記・太夫・三味線などを含めて、総合的に検討し、近世文学・近世芸能・近世文化について考える。また、歌舞伎や人形浄瑠璃は近世において人々の一番の娯楽であり、したがって農村や漁村・山村でも盛んに上演された。それらが現在地芝居として復活或いは再び盛んになりつつあるので、それらについても、芝居小屋や舞台の見学を含めて、近世芸能文化史の観点から検討する。
学修目標  歌舞伎・浄瑠璃作品を取り上げ、多角的に研究することで、近世芸能文化の諸相及び日本文化の特質、さらにはその現代的意義などの一端を明らかにしたい。特に、ゼミ生による歌舞伎実演体験(顔を作り、鬘を着け、衣裳を着、道具立ても本物を使い、下座も学生による生演奏)を通して、従来の研究には見られなかった研究成果を目指す。
授業計画 毎回、2〜3人のレポーターを指定、その報告をもとに全員で検討する。
歌舞伎・人形浄瑠璃について概観する。
河竹黙阿弥『青硯稿花紅彩画』の梗概と研究と実演
  上記作品の構成
  歌舞伎特有の衣裳・セリフ廻し・隈取り・下座音楽・大道具・小道具
(講義の一環として)
御園座の十月興行 四代目坂田藤十郎襲名披露「吉例顔見世興行」夜の部の鑑賞と研究(希望者のみ)
近世芸能文化の特色について考察する。
評価方法  レポート(担当分)
 口述試験
テキスト 『歌舞伎入門』(おうふう)
その他