24466 文学と歴史
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選 |
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秋学期 |
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2 |
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2〜4 |
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美濃部 重克 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | 『平家物語』 文学と歴史 |
授業概要 | 『平家物語』からいくつかの章段を選び出し、その解釈を通して歴史的事件がどのように文学的に理解されているのかについて考える。『平家物語』がどのような場において、どのような時期に成立したのかという問題がそれに関わる。それゆえ成立の時期、作者圏そして著述目的などにも踏みこんだ内容の講義を予定している。 |
学修目標 | 平家滅亡という大きな事件を、時代と人間を生きたものとしてどのように捉えたらよいのか。『平家物語』はそれを知るためのかっこうの文学作品である。そこでこの作品を対象に、授業計画に示した主題を設定し、それを論じることで文学と歴史との相関について受講者の納得を得たいと考えている。 |
授業計画 | (1)怨霊の時代 (2)人と神 (3)因果の思想 (4)さまざまな階層とそれぞれの主張 (5)貴族の論理と武者の論理 (6)恋の描きかた (7)治天の君の強引さ (8)春秋の筆法 (9)成立の時期 (10)作者圏 以上の主題を作品に即して話す。 |
評価方法 | |
テキスト | |
その他 |