南山大学

 
指定
選必
期間
秋学期
単位
年次
3・4
担当者
中野 涼子
他の科目との関連
他学科履修
副題 日本における「市民社会」の文化
授業概要 日本に市民社会は存在するのか?この問いは、1945年以降に「民主化」された日本において何度も投げかけられた問いである。この問いの背景には、欧米型の市民社会モデルが日本で見つけられないことへのもどかしさが存在する。この講義では、存在するかしないか、の二分化的発想ではなく、どのような部分が存在しないと感じさせ、またどの部分が存在すると感じさせるか、その要因について他国と比較検討し、
日本社会の広義の意味での文化について考察したい。
学修目標 1.市民社会理論・思想の意義と問題点を理解すること
2.日本の市民社会の特徴を具体的な例をあげながら論理的に説明できること
授業計画 1.市民をめぐる思想・理論
2.日本の「社会」と「世間」
3.日本・欧米の社会構造
4.日本帝国のナショナリズムと戦時中の「抵抗」
5.市民運動の諸相─ベトナム反戦運動を例に
6.市民的不服従
7.NGO活動にみる市民の姿
8.「世界」「人権」の意識
9.日本の「市民社会」
評価方法 出席、レポート
テキスト 適宜、プリントを配布
その他