40181 比較社会論
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選必 |
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秋学期 |
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2 |
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3・4 |
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藤本 哲史 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | |
授業概要 | この授業では交叉文化研究(cross-cultural research)に用いられるいくつかの理論的モデルの有効性や限界、また、社会システムの形成や受容に果たす人々の価値意識の役割などを検討する。西欧社会と日本で異なるといわれる社会的特徴、たとえば個人主義と集団主義、企業組織風土と労働者意識、性に関する寛容性や結婚価値観などを取り上げ、それらに見られる社会間格差が果して漠然とした文化的傾向の違いによるものなのか、あるいは教育、産業、マスコミなどによってシステマティックに形成された偽意識の内容の相違なのかを、複数の競合理論を参考に検証する。 |
学修目標 | 社会を比較することの意義、および比較を行う際に生じる問題点について学ぶこと。比較における現象学的アプローチについて学ぶこと。企業組織、家族、教育など、具体的な問題領域において、比較がどのように可能で、また比較することによりどのような事柄を知ることができるのか学ぶこと。 |
授業計画 | 具体的には以下のような点について考える。テーマによっては複数回の授業を充てる。 (1)社会とは? 社会を比較するということ (2)社会構造の主な要素 (3)現実の社会的構築について(2回) (4)社会構造:中根千枝の「タテ社会理論」:資格と場 (5)「タテ社会理論」:イエ構造 (6)「タテ社会理論」:タテとヨコの関係 (7)企業の人的資源管理の国際比較(2回) (8)トヨタ自動車のアメリカ工場(2回) (9)日本は学歴社会か (10)オランダとアメリカにおける仕事と家庭生活の調和 (11)生活保護はシングルマザーを救えるか |
評価方法 | 期末試験 100% |
テキスト | 指定テキストなし。 授業内で配布する資料を中心に行う。 |
その他 |