41581 アメリカの社会
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選 |
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春学期 |
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2 |
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3・4 |
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藤本 哲史 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | ジェンダーと社会 |
授業概要 | この授業では現代アメリカが抱える社会問題、特に学校教育、雇用労働、結婚と家族、健康と医療制度などの領域における諸問題をジェンダーの視点から整理、分析する。まず第一に、ジェンダーの社会的構築のメカニズム、社会生活のジェンダー化とはどのようなことを意味するのか等の基礎的事項を確認し、第二にアメリカにおけるさまざまな社会問題にジェンダーはどのように関連し、その結果いかなる現象がひきおこされているかを検証する。そして第三に、これらの問題を日本の状況と照らし合わせて考え、アメリカが抱える問題を単に隣国の問題として捉えるだけでよいのかを検討する。 |
学修目標 | ジェンダーの角度から社会分析を行う際に必要となる問題設定やものごとの見方を学習すること。ジェンダーの視点に立ち、現代における社会問題を分析する力を身に付けること。さらに異なる性質の社会問題ではあっても、その根底には共通したジェンダーの問題が存在することを学ぶこと。 |
授業計画 | 具体的には、以下のような問題を考える。 (1)性差の社会的定義付け:ジェンダーおよびその関連概念 (2)性役割期待 (3)ステレオタイプと社会化 (4)ジェンダー・アイデンティティーの形成 (5)大学教育のジェンダー化:教育における隠されたカリキュラム (6)キャンパス・セクシュアル・ハラスメント (7)雇用とジェンダー:雇用労働における男女不平等の現状と問題点 (8)家族とジェンダー:家族の中の勢力関係と性役割分業、家事労働について (9)変容する結婚と家族の意味:離婚と家族形態の多様化 (10)家族における男性の役割 (11)ドメスティック・バイオレンスと社会構造 (12)セクシュアル・アビュース:性犯罪、法と性のバイアス (13)オルタナティヴ・ライフスタイル:性の多様性、性的指向 (14)リプロダクティヴ・ライツ:性の自己決定権とは |
評価方法 | 期末試験 100% |
テキスト | 指定テキストなし |
その他 |