南山大学

 
指定
期間
通年
単位
年次
4
担当者
宮川 佳三
他の科目との関連 国際関係論の基礎(日本とアメリカ)、日米関係論
他学科履修 不可
副題 「国際社会に於けるアメリカと日本(2)」
授業概要  英語学、英語教育論、英米文学、コミュニケーション論、など英語に関わる文化、あるいはアメリカの歴史、政治、外交、経済、社会などのアメリカの地域研究や国際関係論などの領域にわたる数多くの演習から一つを選択する。テキストの講読、担当者の講義、受講生による口頭発表、質疑応答、討議等を通して各学問分野の基礎的概念と方法論について理解を深めるとともにその分野についての広い知識を得る。
学修目標  二年目の演習では、アメリカ外交の特質、アメリカ外交の変化──特に冷戦が終わってからのアメリカの単独・独断主義に関する評価・批判をする。同時にそのようなアメリカの外交・安全保障観の変化にともなって、日本の外交・安全保障観・政策も大きく変質したと思われるので、そのことについて考える。
授業計画  演習Iを受け継いで、第二次世界大戦の後のアメリカ外交政策を時系列的に整理し、20世紀後半の国際社会に於けるアメリカの役割、ソ連・中国に対するイデオロギーがアメリカ外交政策に及ぼした影響を検討する。そうした検討を日本とアメリカの関係の中に持ち込み、日本の戦後の国際社会に於ける行為・行動を学ぶ。
 最終段階では、20世紀から21世紀への世紀転換期の日本とアメリカの関係の変質、日本と国際社会の関係の変化を学び、これからの日本の外交関係の有り様を考える。
 この演習では、同時に今日の国際関係の動向に常に目を向ける。
 この演習では、日本語と英語の二言語を使用言語とします。徐々に英語の使用を増やしたい。
評価方法 論文の分担発表、クラスでの貢献、レポート、定期試験、リサーチ・ペーパーを総合的に評価する。
テキスト アメリカの外交(史)及び日米関係の歴史を扱った論文。
有賀 貞 他編『概説アメリカ外交史』(有斐閣)
有賀 貞 他編『概説日米関係史』(有斐閣)
佐々木卓也 編『戦後アメリカ外交史』(有斐閣)
その他