南山大学

 
指定
期間
春学期
秋学期
単位
年次
3
担当者
生野 芳徳
他の科目との関連 文学研究の基礎(小説)B
他学科履修 不可
副題 物語散文の分析と解釈
授業概要 この演習は、物語散文の分析と解釈を中心課題とします。
物語の構造分析の基礎的な練習のために、2、3編の昔話(グリム『ヘンゼルとグレーテル』、『背嚢と帽子と角笛』ベッヒシュタイン『杜松の樹の話』など)を扱います。
また、昔話の構造分析と近・現代小説を対象とした物語理論の基礎的な文献の重要な部分を、邦訳で読み、物語テクストの分析の方法を学びます。
近・現代の小説としては、まず A. シュティフター『曽祖父の遺稿』を扱います。
学修目標 虚構の物語のテクストの特性を理解し、その分析と解釈の方法を具体的に身につけること。
その基礎的な要件としての、ドイツ語読解の能力を高めること。
比較的専門的な文献を批判的に読む能力を身につけること。
授業計画 対象とする作品のテクストを原文で読み、また必要に応じて、他の稿との比較や、類話との比較などを含めて、物語の分析的記述の方法を学ぶ。
参加者には、分担して少なくとも一つの作品を対象として、そのテクストの厳密な読みを踏まえた分析と解釈を発表してもらいます。また、基礎的な文献についても、分担してその要約と批判を口頭発表をしてもらいます。
評価方法 授業での参加度、口頭発表、学期末のレポートに基づいて評価します。
テキスト プリントで配布します。
その他