南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
2〜4
担当者
岡地 稔
他の科目との関連
他学科履修
副題 中世における史料をめぐる問題
授業概要  中世における史料類型の一つに叙述史料——ヒストリア・クロニカ・アナーレス——があるが、これら叙述史料には、考えてみれば当然なのだが、作者の主観が入り込みやすい傾向がある。場合によっては何らかの意図も存在しうる。書かれていること、書かれていないこと、の背後にあるものを探求する必要もまたありうる。本講では具体的な研究例の精読・輪読を通して、歴史史料を読み解くことの面白さを知ってもらいたい。
学修目標  史料論に関わる具体的な研究例の精読を通して、歴史研究の方法の一端にふれる。
授業計画  佐藤彰一著、歴史書を読む——『歴史十書』のテクスト科学——、2004年、を輪読していく。輪読、つまり受講者が「順番に、一つの本を読んで解釈し、お互に意見をかわす」形式で授業を進める。
評価方法 出席状況、発表、レポートなどの総合評価
テキスト 必要箇所をプリント配布する。
その他