南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
3・4
担当者
加藤 博子
他の科目との関連
他学科履修
副題
授業概要  ドイツの思想と文化を、日本とドイツにおける過去と現代を照らし合わせる方法で考えてみたい。身近なテーマを考察することで、自己の内なるドイツ的なものを知り、あるいは一方で他者性をも感じ取りながら、ドイツ地誌を基盤として美術や音楽など私たちを魅了するドイツの芸術性を理解していきたい。そして同時にそれは自国の文化を深く理解することにつながるだろう。
学修目標  様々な角度からドイツの思想と文化を知ることで、自らの固定観念を打破し、国際的な相互理解と自国の文化を深く知ることを目指す。
授業計画  テーマ別に現代の日本とドイツの共通点や差異を考える。例えばマンガ文化、人形論、玩具、博物館などをめぐる様々な問題点を提示する。そしてそれぞれのテーマを考察するに際して、ドイツ各地の特徴と照合させる。例えば、観光地の多い旧西ドイツ地域、アメリカや北欧など海外との交流の中にある港町ハンブルク、旧東ドイツの保養地であったバルト海のリューゲン島、そしてライプチヒやドレスデンといった分断と統一の影響を最も強く受けてしまった地域、これらの地域の歴史と現代の姿から、また各地出身の作家や音楽家、思想家たちの諸作品に触れながら、ドイツの思想と文化の特性を考える。
評価方法 レポートに基づいて評価する。
テキスト プリントを配布する。
その他