南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
2
担当者
松戸 庸子
他の科目との関連
他学科履修
副題
授業概要  東アジアの発展を支える主体的要因は、労働者の熟練形成、層の厚い企業家の蓄積と家族・同族的な企業経営、および有能な人材から構成される官僚制度の存在であるとされる。その背後には、勤労・貯蓄を重んじる文化的伝統、強靭な家族主義の残存、教育の重視と業績主義的社会原理などの文化的基盤が形成されているが、こうした社会発展についての文化論を展開する。
学修目標  中国の経済大国化に関して客観的指標を使って理解させる。同時に、そうした経済成長の背景にある価値観、思想や文化的伝統という視点を導入することで、経済成長や社会発展を多面的でより深く理解することを可能にする。
授業計画  中国文化圏の日本、台湾、韓国についで、中国も産業大国の仲間入りをした。「アジア成長論」と「アジア停滞論」をふまえて、離陸や産業大国化を達成した一因としてのマンパワーの源泉を、家族制度、教育制度と儒教文化に探ってみたい。
評価方法 平常点(発言回数や小テスト結果)と学期末筆答試験による
テキスト 適宜プリントを配布する
その他