他の科目との関連 |
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他学科履修 |
可 |
副題 |
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授業概要 |
インドネシア文学というものは決して自明のものではない。まずもってインドネシアでは多くの言語が存在し、それぞれに文学を有しているからである。次に、その言葉の成立が政治的なものであったことを考えると、インドネシア文学自体の政治性ということを無視するわけにはいかないからである。この授業では「インドネシア文学」(=インドネシア語で書かれる文学)の成立について考察した後、文学の生成に関わる言葉、読者、出版、国家など文学をめぐる営為について考察を行なう。 |
学修目標 |
歴史を含むインドネシア文学の全体像を描くこと、また個々の文学作品を分析するための基礎的知識を養う。 |
授業計画 |
実際の作品を鑑賞しながら、テキストにそって、概要で述べた点について講義を進めていく。また、文学と関係のあるメディア、芸能、映画、音楽などについても幅広く取り上げていく。映像や音楽など視聴覚の媒体を有機的に用いて授業を進める。 |
評価方法 |
平常点とレポートで評価する。 |
テキスト |
宇戸清治・川口健一編『東南アジア文学への招待』段々社、2001年。インドネシア語などのテキストは授業中に配布する。 |
その他 |
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