南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
3・4
担当者
松戸 庸子
他の科目との関連
他学科履修
副題
授業概要  中国は政治大国、経済大国に加えて、昨年は宇宙大国にも名乗りを上げた。しかし、他方では貧困問題が社会的なリアリティーを持ち、商業衛星を打ち上げられない日本が中国に対してODAを提供するという大きな矛盾が存在する。こうした矛盾を理解する為に、日中関係の一端に触れたり、中国の国力の理解を助ける視点として、この国の国民の生活水準の実態に迫ってみたい。
学修目標  日本人にとって中国社会を知る意味を再確認したい。そこで中華人民共和国の建国以降の日中関係と関連させながら、その時々の中国の外交政策の特質に、中国国内の経済状態や社会情勢がいかなる影響を及ぼしたかに焦点を当てる。日本との関連性、接点を視点として導入することで、中国社会の構造特性や、個別事象や国民感情などを複合的に理解させることを目標とする。
授業計画 ・ガイダンス
・日中国交正常化の経緯と課題
・中国社会の変容と中国の対日感情の推移
・中国の政治・経済体制
・中国の社会問題
・新しい日中関係のパラダイム
評価方法 平常点(講義への参加度・貢献度)と期末筆記試験(受講生が少ない場合はレポートに変更)
テキスト 適宜プリントを配布する
その他