45766 中国現代史研究
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選 |
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秋学期 |
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2 |
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3・4 |
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三好 章 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | 中華人民共和国の歴史学的考察 |
授業概要 | 1949年に成立した中華人民共和国は、すでに50年以上の歴史を持つ。これは、中国史全体で見ると、五胡十六国時代、あるいは五代十国時代の短命な王朝を遥かにしのぐ歴史的時間を経ている。しかも、その間、危機はいくつかあったものの、歴代王朝が経験したような民衆反乱や内乱は起こらなかった。この中華人民共和国を、歴史学的に考察することが目的である。 中華人民共和国の歴史の中に、何を見出すのかは研究者によってさまざまであるが、過去との比較の視点を大切にすることから、その連続性と断絶性を把握することができよう。単純に、毛沢東が現代の「始皇帝」であった、などという議論に与するものではないが、反対に全くそうではなかったともいえない。講義では、中華人民共和国の成立から文化大革命に至る過程を中心に、基本的には時系列に沿いながら、資料を読みながら、各時代の特性を検討してみたい。 |
学修目標 | 歴史資料の種類と性格、その違いによる検討方法の変化を身につけ、史料をして語らしめることを学ぶ。 |
授業計画 | 1.中華人民共和国の成立・・・「敵」と「味方」 2.「反革命鎮圧」「反革命粛清」 3.安定の50年代 4.反右派闘争から「大躍進」へ 5.文化大革命 6.「改革開放」へ |
評価方法 | 平常点+レポートによる総合評価。ただし、受講者が20名以上の場合は期末試験とする。 |
テキスト | 特に指定しない。講義の時に必要に応じて指示する。また、史料に関しては、こちらで用意する。 |
その他 |