南山大学

 
指定
期間
通年
単位
年次
2
担当者
林  尚志
他の科目との関連
他学科履修 不可
副題 ゼミナール「開発経済学入門」
授業概要  かつてアジア諸国は「停滞のアジア」とよばれ、限られた土地や資源の中で人口が急増するなど、さまざまな問題に苦しんでいましたが、近年、韓国やタイ、中国などの国々は、日本との経済関係を深めながらめざましい発展を遂げつつあります。
 このゼミでは、これらアジア諸国をはじめとする「発展のメカニズム」を理解しながら、貧困に苦しむ途上国が「発展を遂げるうえでの課題」や日本など先進国が果たすべき「経済協力のあり方」などを考えることを通じて、“開発経済学”の基礎的な内容を学びます。
学修目標 この授業では、上記のテーマを演習形式で学ぶことを通じて、(1)開発経済学の基礎的な内容を理解するとともに、(2)広く経済・社会に関わるさまざまな問題に対する興味や関心を深めることを目標とします。
授業計画 (1)基礎勉強編(春学期): 下記テキストを用いて、人口問題と貧困の深刻化、「緑の革命」と農業の発展、工業の発展とそのための政策、日本など先進国が果たすべき支援のあり方など、“開発経済学”の基礎的な内容をアジアの経済発展と関連づけながら学びます。
(2)テーマ学習編(秋学期): 貧困と不平等、貿易と投資、国際協力と援助など、各自が興味あるテーマに関して作成した「春学期修了レポート」を出発点に、グループ別テーマ学習を行います。そして、班内および全体討論を通じて、これらテーマに関する理解や興味をさらに深めていきます。
評価方法 (1)出席を重視し、(2)発表、質問・討論など演習への参加姿勢、(3)各学期修了レポートおよびその他提出課題、(4)各係としてのゼミ活動への貢献度にもとづいて評価を行います。
テキスト 渡辺利夫著「開発経済学入門(第2版)」東洋経済新報社、2800円。
その他