南山大学　シラバス検索用

指定	必	期間	通年
単位	４	年次	3
担当者	近藤　仁

他の科目との関連
他学科履修	不可
副題	計量経済分析の基礎と実証的研究
授業概要	現実のデータを基礎に経済的な仮説を検証する手法を研究すること、およびコンピュータを用いて実証的に分析することが計量経済学の学問領域である。計量経済学の手法は、経済予測、経済構造の比較、政策提言などによく利用され、多くの白書や報告書でも多用されている。　演習では、前期に計量モデルの特性や経済データの基礎、および計量経済分析の基礎的理論を修得し、後期には計量経済分析用コンピュータ・ソフトウエア「Give Win(TSP)」を利用した小グループによる実証分析を通して、分析結果の評価方法や実際の分析において生じる問題の解決方法を学習する。
学修目標	数値データを「読む」力を身につけるとともに、最小２乗法を用いて、実証分析を行うことを学習する。
授業計画	１．経済データ種類と特性およびデータの加工２．計量経済モデル３．最小２乗推定法　　・最小２乗推定量とその統計的特性　　・推定結果の評価（説明力、有意性検定、自己相関の有無等）４．推定手法の拡張　　・多重共線性・ダミー変数・構造変化　　・一般化最小２乗法の利用、　　・予測とシミュレーション等について、発表と質疑応答の形式により学習する。　また、グループによる実証研究は授業と並列して行うことになり、その研究成果は『経済学生論集』へ投稿する。
評価方法	出席は言うにおよばず、実証研究における貢献度と試験で総合的に評価する。
テキスト	山本　拓著『計量経済学』（新数学ライブラリ12）、新世社、1995年。
その他