51745 公共経済学I
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選 |
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春学期 |
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2 |
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2〜4 |
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西森 晃 |
他の科目との関連 | ・ミクロ経済学の基礎知識を有していることが望ましい ・公共経済学の全体像を理解するためには,秋に公共経済学IIを受講することが必要である |
他学科履修 | 可 |
副題 | 市場のメカニズムと公共財 |
授業概要 | 我々の経済活動の中心は市場であり、その市場は最も優れた資源配分機構である。しかし、市場も万能ではない。市場での取引が社会的に望ましくない結果をもたらすこともあり得る。そのような時、政府が市場に介入し、経済をより望ましい方向に導く必要がある。どのような時に市場は失敗し、それに対して 政府はどのような役割を果たすべきか。この疑問に答えるのが本講義の目的である。 |
学修目標 | 「公共経済学」で学ぶべき内容は、主に次の5点である。1.市場のメカニズム2.公共財3.外部効果4.自然独占5.所得再分配このうち1と2を公共経済学Iで、3〜5を公共経済学IIで扱うこととする。そこで公共経済学Iでは、「市場の効率性」「市場の失敗」「政府による公共財供給とその問題点」の3点を理解し、そして他人に(論理的に)説明できるようになることを目標とする。 |
授業計画 | 次のスケジュールに従って講義を行う予定である。・日本の公共部門について(2〜3回)・市場のメカニズム(3〜4回)・公共財(5〜6回)なお、練習問題の答え合わせ等のために「質問デー」を1〜2回設けることも考えている。 |
評価方法 | 期末試験のみによって評価する。 |
テキスト | 講義中に指定する。 |
その他 | 制度的には分離されているものの、公共経済学IとIIは連続したひとつの科目であると考えてもらいたい。公共経済学という学問の意義を理解するためには、IとIIをワンセットで受講する必要がある。Iを受けずにIIを受けるのは論外であるが、Iだけを受けてIIを受けないというのもあまり意味がない。 |