南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
1〜4
担当者
白木 俊彦
他の科目との関連
他学科履修
副題
授業概要 本科目は、会計基礎科目の内容を理解した後に位置づけられる科目である。個別財務諸表のうち、貸借対照表及び損益計算書の作成原理及び理論に関する理解力を確認した後に、キャッシュ・フロ−計算書の作成及び理論について学習する。それらの基本知識に基づき連結財務諸表の作成及び理論を学ぶ。理論の学習では、(1)国際財務報告基準の基礎となる会計フレームワーク、(2)経営のグローバル化に伴う個別問題として為替レート変動の影響に係る会計について考察する。
学修目標 国際的に事業活動を展開する企業の基本財務諸表について理解を深めることを目標としている。ここでは、これまでの財務諸表の理解をもとに連結財務諸表に関する原則を理解しこれらに関する会計問題について掘り下げていく。
授業計画 1. 個別財務諸表の作成(損益計算書)
2. 個別財務諸表の作成(貸借対照表)
3. キャッシュ・フロ−計算書の意義と構造
4. 個別財務諸表の作成(キャッシュ・フロ−計算書)
5. 連結財務諸表原則(一般原則)
6. 連結財務諸表原則(一般基準)
7. 支配獲得時の会計処理(連結調整勘定)
8. 支配獲得時の会計処理(少数株主持分)
9. 連結貸借対照表
10. 未実現損益消去
11. 連結損益計算書
12. 利益処分と連結剰余金計算書
13. 外貨建取引の会計
14. 在外子会社の外貨表示財務諸表の換算
評価方法 筆記試験 70%
提出物  20%
その他  講義への参加度等
以上の内容にしたがって総合的に評価する。なお、内容については日本商工会議所簿記検定試験2級程度を基礎として、その後の進行は受講生の理解に応じた時間配分を考えていきたい。
テキスト 会計法規集 最新版 中央経済社
その他 参考文献 伊藤眞『外貨建取引・通貨関連デリバティブの会計実務』中央経済社2002年
     森田哲彌・白鳥庄之助編著『外貨建取引等会計処理基準詳解』中央経済社1997年
     鎌田信夫『新版キャッシュ・フロ−会計の原理』税務経理協会2003年