南山大学

 
指定
期間
春学期
秋学期
単位
年次
2(秋)〜4
担当者
佐藤 有良
他の科目との関連 なし
他学科履修
副題
授業概要  ツーリズム(産業)は世界のGDPの約10%を占める産業に成長し、先進国、途上国を問わず外貨の獲得や国際交流、歴史・文化遺産の保護等に真剣に取組んでいるのが実情です。日本では戦後の経済成長による国際収支改善(大幅黒字減らし)の意味からも海外旅行促進の方向性が示されていましたが、90年代後半以降の景気低迷や国家財政赤字等を背景に、外客誘致の観光政策が出される等、ツーリズム(産業)への認知度が高まっています。“みずもの”とみなされた観光(旅行)業も、21世紀を担う重要産業の認知を得たといっても過言ではありません。私たちの日常生活と密接に結びついたツーリズム(産業)をツーリスト及びそれを支える産業の面から幅広く学習しようとするものです。
学修目標  知識習得の面ではツーリズム(観光)とはどう定義されるのか、旅・旅行とどう違うのか、歴史的な変遷はどうか、どのような効果をもたらしているのか、IT革命による流通経路の変化の中で旅行会社等どのような対応を迫られているのか等を理解します。そして、旅行統計等を通じてわが国のツーリズム(産業)の現状を知るとともに、前段で得られた知識を日常生活や社会生活の中で役立てていけるような視点に注目する。また将来、職業選択を通して業界に直接関わろうとする人のためにツーリズム及びこれを取巻く産業に対する基礎的・概括的な知識の習得につなげることが目標となります。
授業計画 第1回 コース紹介             コース概要、評価基準、講師自己紹介等
第2回 ツーリズムの概念          基本理解
第3回 ツーリズムの歴史          世界と日本
第4回 ツーリズムの意義と効果       意義の検証と国際交流
第5回 地球環境保護とツーリズム      負の効果軽減
第6回 異文化交流とツーリズム       文化人類学的側面
第7回 前半のまとめ            まとめと復習テスト(またはレポート)
第8回 ツーリズムと経済          訪日旅行促進政策と経済効果
第9回 ツーリズムと情報          流通チャネルの変化
第10回 関連産業(1)           旅行会社とツーリズム業界
第11回 関連産業(2)           変わる旅行会社
第12回 関連産業(3)           旅行マーケットの変化
第13回 関連産業(4)           航空会社の経営戦略
第14回 関連産業(5)           航空座席販売とイールドマネージメント
評価方法 出席数、復習テスト、レポート(または期末試験)
テキスト 随時、プリント・資料、その他を配布
その他