81151 ミドル演習
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伊藤 高義 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 不可 |
副題 | 民法判例を通して民法の基礎を学ぶ |
授業概要 | 生きた法を知るには判例を読むことが欠かせません。判例は、事件の争点を適格に把握してはじめて、形成された判例法の把握が可能となります。当該判決の関連判決や学説を調べ、事案に即した議論をすることを通して、民法の基本的な知識と思考法(リーガル・マインド)が身についてゆきます。テーマと素材は、主として『民法判例百選I総則・物権〔第五版〕』・『民法判例百選II債権〔第五版〕』(有斐閣刊)及び最高裁の新刊例から選択しますが、重要な下級審は裁判例もあります。 |
学修目標 | 次の5点を目標として、3年次演習に進む基礎を作ることを目指します。 (1) 事件の争点(論点)を見つけ出すことから始めます。 (2) 文献を探す(学説・判例の動向と、問題の状況を把握する)。 (3) 相手の主張や考えを聞く(異なった意見や価値観は、社会に存する権利利益の反映ともいえます)。 (4) 法率的根拠を示し、専門用語を用いて議論する(反論可能性のある議論も大切です)。 (5) 生き生きした文章を書く〜論点・法的根拠・結論の流れ(起承転結)を明解に書く。 |
授業計画 | (1) 初回ゼミ時に各回のテーマを示し、春学期分の報告者を各回2名決めます。 (2) 報告者は、ゼミの進行をつとめます。ゼミ当日は、事案と判決内容・判決の論点について、ゼミメンバーに発問をしながら、議論を進め、最後にその日のまとめをします。 (3)各学期の終わりに、1000〜2000字のレポート提出をします(テーマ設定・提出期限はゼミ開始後に説明します)。 |
評価方法 | (1) 日常の取り組み、およびレポートで評価する(出席回数、演習参加の姿勢、報告の状況および学期ご とのレポートによる総合評価)。 (2) 演習回数の3分の1以上欠席は単位認定しません。 |
テキスト | (1) 教材は『民法判例百選I総則・物権〔第五版〕』および『民法判例百選II債権〔第五版〕』(有斐閣刊) とします。この他はプリントで配布します。 (2) 判例解説などは、適時、指示します。全員で議論が必要なものプリントを配布します。 |
その他 |