南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
2〜4
担当者
清原 泰司
他の科目との関連 民法関係の他の科目(民法総論、契約法、家族法など)を理解するために履修することが必要
他学科履修
副題 物権法(担保物権法を含む)についての重要論点講義
授業概要 民法・物権法(担保物権法を含む)の分野について、具体的事例を交えながら説明する。物権とは、物(動産や不動産)に対する権利であり、所有権、地上権、抵当権などがある。この授業では、最も代表的な物権である所有権を中心として、その変動(取得、喪失、変更)についての様々な法的問題を説明する。また、債権を担保するために物に設定される担保物権—その代表的なものは抵当権—の概略を説明したうえで、最近下された重要判例について説明する。
学修目標 民法が定める2つの権利—物権と債権—の相違を十分に理解したうえで、各種の物権の特徴、物権変動をめぐる諸問題について学修する。また、最近の民法改正や判例の動向を学ぶことにより、民法と社会の関係についても理解する。
授業計画 物権を理解するためには、債権(人に対する権利)との相違を理解することが必要なので、最初にこの2つの権利の相違について説明する。その後、下記のテーマについて具体的事例を通して説明する。また、適宜、小テストを行い、学修到達度を見る。
 1 不動産物権変動、動産物権変動、即時取得
 2 占有権
 3 用益物権(地上権など)
 4 担保物権(特に抵当権)、物上代位
評価方法 定期試験の結果を基本とし、小テストの結果を加味する。
テキスト 清原泰司ほか著『ファンダメンタル法学講座 民法2 物権・担保物権』(不磨書房)
その他