81252 行政学B
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選 |
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秋学期 |
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2 |
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2〜4 |
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井上 洋 |
他の科目との関連 | 行政学Aからの継続受講が望ましい。 |
他学科履修 | 可 |
副題 | |
授業概要 | 行政学は近代国家から現代国家への移行にともなって現代国家に不可欠な行政制度の構築を課題として生まれた。行政学の誕生をもたらした近代国家から現代国家への移行とはいったいどのようなものであったのだろうか。この移行の結果出現した現代国家(20世紀国家)とはどのような特徴をもつ国家なのだろうか。本講義では、イギリスの行政学者サミュエル・E・ファイナーの「20世紀の行政革命」という言葉を手がかりにこれらの問いに答えるなかで、20世紀の国家と行政の諸問題(国家の職能の拡大・多様化と、それがもたらした機構の変化;組織、作動という点での行政の型の変化)について検討をしていきたい。具体的には、近代国家から現代国家への移行を歴史的に概観したあと、20世紀における行政の変化を行政組織、公務員制度、中央地方関係、行政統制と行政責任などのいくつかの側面にわたって論じる。 |
学修目標 | 20世紀における行政の変化を行政組織、公務員制度などの側面から理解する。 |
授業計画 | はじめに:近代国家から現代国家へ 1.「20世紀の行政革命」 2.行政組織:部省制の形成 (1)イギリス (2)日本 3.管理行政部門の発達 4.公務員制度 (1)イギリス (2)日本 5.集権化と地方自治 (1)戦後日本の中央地方関係 (2)地方分権改革の到達点と課題 6.行政統制と行政責任 |
評価方法 | 筆記試験による。 |
テキスト | 参考文献については、講義のなかで紹介する。基本的に、毎講義時、資料を配布する。 |
その他 |