南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
2〜4
担当者
唐津 博
他の科目との関連
他学科履修 不可
副題 イギリス労働法の比較法的検討
授業概要 イギリス労働法の英文テキストを精読しながら、適宜、日本労働法との異同について解説して、日英労働法の比較検討、分析を行う。
学修目標 法律学における外国法研究の意義を理解し、法律英語に慣れ親しむことを目標にする。
授業計画 1.イギリス労働法の新たなパラダイムを展開する労働法テキストとして高く評価されているH.コリンズのEmployment Law(オックスフォード大学出版、2003年)を精読する。
2.開講時に、受講生の試訳担当の分担を決め、以後、担当者に試訳文を提出してもらい、これを受講生全員で参照しながら、訳文を検討する。
3.訳読しながら、適宜、日本労働法の内容について解説し、イギリス労働法についての知識を習得するとともに、日本労働法の内容、その特徴について理解を深める。
4.テキストの目次:
第1編 雇用法Employment Lawの目的と法技術
 1.「労働は商品ではない」という宜言の意識
 2.労働関係の法規制
第2編 雇用法と社会的包摂
 3.雇用の機会と差別
 4.雇用労働と労働者の生活
第3編 雇用法と市場競争力
 5.労使の相互協力
 6.職場におけるパートナーシップ
 7.市場競争や争議行為
 8.職場規律と解雇
 9.経済的安定
第3編 シティズンシップ
 10.職場における市民的自由
 11.社会的基本権
 12.賞味期間
評価方法 授業の予習(試訳の内容)、参加姿勢等により評価する。
テキスト 英文テキストを配布する。
その他 受講生の予習が前提の授業であるので、予習して授業に臨むことができない者は登録不可。