南山大学

 
指定
期間
通年
単位
年次
3・4
担当者
伊藤 高義
他の科目との関連
他学科履修 不可
副題 民法の重要判例を読む
授業概要  主として民法の財産法分野の重要判例(物権法・債権法も含みます)を素材として、判例を読む機会とする演習とします。
 争点を正しくつかみ、関連判決と学説の状況を調べ、論点の議論を通して、民法の基本を身につけ、専門用語を正確に用いた議論に強くなること、法(社会のルール)を根拠にした煮詰めた議論をする力を身につけることを基本目標とします。
学修目標 (1) 民法の基礎知識(これには条文、判例・学説を含みます)を身につけることです。
(2) テーマとする判決についての争点(法的論点)を見いだし、関連判例・学説の状況を調べてまとめる。
(3) 専門用語を用いた議論ができるようにする。
(4) 起承転結が明晰な文章を書く。
授業計画 (1) 初回ゼミ時に各回のテーマを示し、春学期分各回の報告者を決めます。
(2) 報告者は、テーマについて論点を整理し、ゼミの進行をつとめます。ゼミ当日は、司会と、ゼミメンバーに発問をしながら、議論を進め、最後に、その日のまとめをします。
(3) 各学期の終わりに、民法上の重要問題(各自で選択します)について、判例および学説の状況を調べてまとめたレポート2000〜3000字(提出期限はゼミ開始後に説明します)を提出します。
評価方法 (1) 日常の取り組み及びレポートで評価します(出席回数、演習参加の姿勢、報告の状況および学期ごとのレポートによる総合評価)。
(2) 演習回数の3分の1以上の欠席は、単位認定をしません。
テキスト (1) テーマとする判決は、各自で読んで争点を整理し、論点を考えてきておきます。
(2) 判例解説などは、適時、指示します。全員で議論が必要なものはプリントして配布をします。
その他