南山大学　シラバス検索用

講義題目
開講キャンパス
授業概要	実体論的に扱われた文化の概念は、いわゆる「言語論的回転」以来、記号ないし表象のシステムとして取り扱う立場が主流になり、さらに政治権力と文化表象の操作の関係に対する関心が強まってきている。表象のシステムとしての文化と文化表象の操作をめぐって、文化人類学における文化研究の方法論を、博物館における展示のあり方にも関心を払いつつ、構造主義、記号論、文化システム論、カルチュラル・スタディーズなどにわたって幅広く紹介し、文化研究の今日的展望を論じる。
学修目標	文化人類学と隣接科学における表象理論を理解する。
授業計画	・表象のシステムとしての文化１．社会・文化研究における表象概念２．表象作用の現象学３．表象形成の認知科学４．表象能力の認知考古学５．文化表象の交換と流通６．リテラシーと文化表象の変容・文化の表象７．異文化の表象８．未開と文明９．オリエンタリズム 10．普遍主義と本質主義 11．表象の文化政治学 12．まとめ
評価方法	レポートによる。
テキスト
その他