南山大学

 
指定
期間
夏期後半
単位
年次
1・2
担当者
村杉 恵子
講義題目
開講キャンパス
授業概要  人間の特質の一つに言語を持つということがある。言語はいわば人間の心の鏡であり、人間言語を研究するということは人間の心を探究することになる。本講義では、人間言語の特徴を、文法、言語使用、言語獲得、言語障害等の様々な角度から考察する。人工言語に対して、人間言語の特質は、どのようなものであるのか。幼児は、母語をどのように獲得するのか。脳における「言語野」とは、どのようなものであるのか。こうした問いを追求することにより、言語研究の全体像を明らかにすることをめざす。
学修目標  人間とは、何か。チンパンジーと人間を分けるものとは、人間を人間たらしめているところは何かが理解でき、思考できるよう、ことばに関する諸側面の特徴を理解する。
授業計画 1 ことばと心:言語知識と言語運用
2 言語学と周辺分野1:チンパンジーの「ことば」と人間言語
3 言語学と周辺分野2:脳(心)に実在する言語野
4 言語学と周辺分野3:障害から見る言語
5 音のメカニズム
6 意味のメカニズム
7 統語のメカニズム
8 語と文:形態論と統語論の接点
9 現代の理論言語学:理論と実証
10 言語運用のメカニズム
11 幼児の言語獲得
12 言語教育と言語学
13 ことばと社会:黒人英語、方言、若者ことば
14 まとめ
評価方法 学期末試験
テキスト 適宜指定/配付する。
その他