92102 組織神学概論
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選 |
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春学期 |
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2 |
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1・2 |
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鳥巣 義文 |
講義題目 | 神学史における人々の救い |
開講キャンパス | |
授業概要 | キリスト教神学史における救済理解を検討する。まず、聖書における「救い」の意味を素描し、古代教会における二つの救済理解を比較した後、その排他的響きのゆえによく知られた「教会の外に救いは無い」という表現の成立と解釈の歴史を辿る。そして、近年の宗教間対話のコンテキストにおいて議論されている「キリストは唯一の救いの道か」について吟味する。 |
学修目標 | 神学史に現われる人々の救いに関わる幾つかの立場を概観し反省することによって、聖書への根源的問いかけと現代人にとっての救いの意味の探究という双方向の関心を拓く。 |
授業計画 | 1.オリエンテーション 2.聖書における救いの思想の素描 3.二つの救済理解の衝突 4.教会の外に救いは無いという命題の検討 5.キリスト論の再検討 6.まとめ |
評価方法 | 出席、議論への参加、レポートにより総合的に評価する |
テキスト | 適時プリントを配布する。 |
その他 | 議論の展開において、鳥巣義文『エイレナイオスの救済史神学』(新世社、2002年)、ISBN4-88382-048-3、¥2000;同『対話と告白』(新世社、2001年)、ISBN4-88382-027-0、¥1800;同『三位一体の神と救い—現代人のための一論考』(新世社、2005年)ISBN4-88382-068-8、¥1800、などが参考になろう。 |