南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
1・2
担当者
岡崎 才蔵
講義題目
開講キャンパス
授業概要 旧約聖書は唯一神論の観点から編集されている。しかし、イスラエルの領土を越えて世界を支配する神の概念が太祖の時代、モーセの時代、士師時代、あるいはダビデの時代に存在したのか、記述預言者の時代に意識されたのか、つまり、唯一神論の成立を文書的に確認できる時代は何時ごろであるかという観点から旧約文書を研究する。
学修目標 B.ラングの「ヤハウェのみ運動とユダヤ一神教の形成」に依拠しつつ、その過程を第五段階に分け、その観点からイザヤ書を分析する。
授業計画 1. 旧約文書に見られるイスラエルの多神教的痕跡
 a. 太祖時代(アブラハム・イサク・ヤコブ)
 b. モーセ時代
 c. 士師時代
 d. 初期王国時代
 e. アモス・ホセアの時代
 f. ヨシヤの改革の時代
2. イザヤ書に見られる一神論
 a. 第一イザヤ書
 b. 第二イザヤ書
 c. 第三イザヤ書
評価方法 講義出席と態度、学期末に課されるレポートの成果とで総合的に評価する。
テキスト B.ラング編「唯一なる神 −聖書における唯一神教の誕生—」新教出版社
その他