南山大学

 
指定
期間
夏期後半
単位
年次
1・2
担当者
竹沢 尚一郎
講義題目 人類学 歴史と考古学
開講キャンパス
授業概要 本講義では、まず人類学の主要な学説の歴史を振り返りながら、その理解につとめる。人類学は1871年に、タイラーとモーガンがそれぞれ書いた2冊の本によって開始された。当時の進化論的な見方から、1920年以降の機能主義、1960年以降の構造主義という大きなパラダイムが継起し、その後80年代以降は、ターナーの象徴人類学、ギアーツの解釈人類学、ブルデューの影響を受けた実践の人類学、クリフォードの再帰人類学などの多様な傾向が生れている。こうした歴史を振り返ると同時に、考古学的な研究と人類学的な研究とをどう総合させていくかについても考えたい。
学修目標 本講義がめざすのは、人類学の主要な理論を吸収することであり、それを実際に使えるようにすることである。
人類学はフィールドワークを基礎とする学問であるが、対象の社会・文化に接するためにも、また、そのあとでその結果を論文のかたちにするためにも、先行研究を踏まえておくことが望ましい。そのための理論と方法の基礎を提供する。
授業計画 1.進化論人類学、2.機能主義人類学、3.機能主義の批判と修正、4.構造主義の誕生、5.構造主義を超える、6.象徴人類学と解釈人類学、7.実践の人類学、8.人類学・民族学批判に対して、9.その他の社会理論と人類学
評価方法 レポート
テキスト
その他