南山大学

 
指定
期間
秋期隔週
単位
年次
1・2
担当者
津村 俊充
講義題目
開講キャンパス
授業概要  学校教育、看護医療、企業内教育など、ヒューマン・サービスに携わる人々を対象にした体験学習を用いた教育実践は、さまざまな手法やプログラムを用いて行われている。本科目では、学校教育、医療看護教育、企業内教育など現場、またはNGOなどの教育研修における教育実践に関する文献研究をするとともに、受講者が関心をもつフィールドを設定し、そのフィールドの対象に対するラボラトリーメソッドによる体験学習を用いた教育プログラムを計画し、実践・評価することを試みる。こうした一連の実践研究を通して、教育ファシリテーション能力を高めることをめざしている。文献研究などの学内授業と、教育実践の目的の明確化、教育実践のプランニングなどを具体的に行い、受講者とともに相互評価を行うなどの教育分析を試みる。
学修目標  ラボラトリーメソッドによる体験学習の理解を深める。教育プログラムの計画力と実践力を高めながら、参加者の学びを促進するファシリテーション能力の向上をめざす。また、相互フィードバックを通して、ともに学び合う関係づくり能力も高める。
授業計画 ・受講者が関心をもつ教育実践領域—たとえば、学校教育現場、看護医療現場、企業内教育現場、国際協力現場など—でのラボラトリーメソッドによる体験学習を取り入れた教育実践の事例を報告し、討論を行う。
・受講者自身が実際に体験学習を取り入れた教育実践を行うか、もしくは受講者相互に体験学習を用いた教育実践を行うことによって、その実践からファシリテーターのありようを相互にクリティーキングする。
・以上の討論を通して、教育ファシリテーション実践方法やファシリテーターの働きの理解を深めるとともに、ラボラトリーメソッドによる体験学習を具体的にプログラミングする能力を養う。
評価方法 授業時における発表ならびにレポートの成績を総合して評価する。
テキスト テキスト・参考文献は、授業開始時に配布もしくは指示する。
その他 授業開始までに、津村俊充・石田裕久 編著 「ファシリテーター・トレーニング−自己実現を促す教育ファシリテーションへのアプローチ—」(ナカニシヤ出版 2003)を通読しておくこと。
また、この授業は土曜日3限〜4限の2コマ連続(隔週)で実施される。2006年度の授業日は、9/23、10/7、10/21、11/11、11/25(この日に限り6限〜7限)、12/9、2007年1/13の予定である。
なお、本授業は教書プログラムづくりのために、授業時間外にもグループミーティングの時間を必要とする。