南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
1・2
担当者
阿部 泰明
講義題目 統語論と意味論の接点
開講キャンパス
授業概要  意味論概論を踏まえ、より具体的な分析を扱った論文を選び出して、意味論的課題を理解すべく探究を行う。具体的には、現代言語理論においてLF現象と呼ばれる言語現象に焦点を当て、様々な問題を取り上げて、意味論と統語論のインターフェイスの問題を考える。特に、数量子の解釈の問題、形式意味論における合成的意味解釈の理論、代名詞や照応形の分布と解釈などの問題を扱う。またLF現象に関わる近年の研究論文を選び出し、日本語や英語の現象にも焦点を当てながら、理論的考察を行っていく。
学修目標  実際の言語現象に見られる数量子の解釈の問題を言語理論でどのように扱っているかを学修する。数量子の解釈の幅をどのように分析するかを実際の提案を検証しながら理解する。数量子と束縛代名詞の関係を理解し、どのような条件のもとで束縛代名詞の解釈が可能となるかを理解する。
授業計画  意味論概論に続くコース。統語論における意味論の諸問題を考察する。本年度は下記のテーマを扱う。
・統語構造と意味論の関係
・統語構造における数量子の表示の問題
・数量子の移動と他の統語構造との関わり
学生の発表を重視する。
評価方法  宿題と学期末のテスト
テキスト  プリント教材を配付

【その他】 特になし
その他