92415 日本語文法論II
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選 |
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秋学期 |
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2 |
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1・2 |
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青柳 宏 |
講義題目 | |
開講キャンパス | |
授業概要 | 本講義では日本語における個々の現象とその分析を一般言語理論、言語類型論、および日本語研究史の観点から理論的により深化させて理解することを目指す。具体的には、語順、補文構造、格表示の仕方、主題化と焦点化、疑問文や否定文のつくり方などにおける日本語の統語的特徴がこの言語の他の特徴(たとえば、形態的特徴)とどのように関わっているのか、またこれらの点で日本語が英語や仏語などの西洋語や韓国語や中国語など他の東洋語とどう違っていて、またその差をいかに説明すべきかといった問題を検討する。 |
学修目標 | 日本語のもつ種々の特徴を客観的に位置付ける方法論を学びながら、日本語に関連した分野の最先端の研究を批判的に評価する力を養う。 |
授業計画 | 生成文法的なものの考え方や日本語を扱った基礎的な文献にある程度の理解があることを前提に、日本語研究でいま何が問題になっているのか、また日本語研究がいかに普遍文法の構築に貢献できるかを考えてゆく。 具体的には、つぎのようなトピックの中から参加者の希望も加味していくつかを選択し、議論してゆく予定。 1.語彙範疇と機能範疇 2.照応関係とスコープ 3.複合述語と述語上昇 4.かきまぜ規則と情報構造 5.述語の種類と名詞句の解釈 |
評価方法 | 学期末に課される論文(term paper)の評点だけでなく、授業における議論への貢献度などを総合的に評価する。 |
テキスト | Fukui, N., ed. 2003. Formal Japanese syntax and universal grammar: the past 25 years, special issue of Lingua, vol. 113, nos. 4-6.などに掲載の諸論文をコピーして用いる。 |
その他 |