南山大学

 
指定
選必
期間
秋学期
単位
年次
1
担当者
黒沢  浩
講義題目
開講キャンパス
授業概要  日本の考古学史を学ぶ。具体的には明治期から現代にいたる考古学研究の流れを、社会的な背景と合わせて辿っていく。特にその中でも、人種民族論争、植民地における日本人考古学者、考古学の方法論的な問題に焦点を当て、それらを今日的課題と位置づけることを試みたい。
 日本列島における農耕社会成立以後の考古学研究に関する研究指導を行なう。特にフィールドワークを重視し、個別的かつ具体的な対象に基づいて、既成の「歴史」「地域」「文化」などの諸概念の再検討を行なう。また、日本列島に接する北方、南島、朝鮮半島などとの関連はもとより、比較考古学の立場から、諸外国の考古学的成果についてもある程度の知識を得るよう指導する。
学修目標  日本列島における農耕社会に関する現在の研究を理解し、それに関する知識を身につけた上で、その知識の使い方である方法論を学ぶ。そして、考古学ではそうした社会や文化をどのように復原しているのか、その考え方についても習得してもらいたい。
授業計画  以下の項目について講議する予定である。また、新聞報道などで話題になる事柄について、トピックスとして紹介・解説をする。
 1)遺物に関する型式学的研究の実際
 2)考古資料による社会の復元的研究
 3)アジア地域の考古学研究
評価方法 出席とレポートによって評価する。
テキスト 毎回プリントを配布するほか、必要な文献は提示する。
その他