南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
1・2
担当者
高木(北山) 眞理子
講義題目 エスニック・マイノリティから見たアメリカ社会
開講キャンパス
授業概要  この授業では、アジア系アメリカ人の経験を通して、陰に隠れたアメリカ史のページを繰っていく。まず、日本と中国からの移民について様々な資料を通して学びたい。第2次世界大戦中のアジア系については、強制収容された本土の日系についてはもちろんのこと、ハワイの日系の経験についても把握したい。また、中国系、韓国朝鮮系の戦時中の経験についてもふれていきたい。戦後のアジア系については、特にハワイ日系の社会的地位の上昇、アジア系に関するモデル・マイノリティ神話、1965年移民法以後のアジア系移民についてなど、多様なトピックをとりあげていきたい。
学修目標  各学生が、エスニック・マイノリティであるアジア系アメリカ人の立場から、メインストリームの歴史を見て、アメリカの歴史を多面的に見る力をつけること。与えられた「資料・史料」を批判的に解釈する力をつけること。
授業計画  題材として、研究者の論文や著作の中からの抜粋や、アジア系を題材とした小説、アジア系に関するエッセイ、また可能であればビデオ教材なども使って、アメリカにおけるアジア系の経験を把握していきたい。受講者による報告を中心に、ゼミ形式で授業をすすめたい。
評価方法 授業への参加度25%。ゼミ報告25%。最終レポート50%。
テキスト 教員からのハンドアウト。テキストについては、後に指示する。
その他