南山大学

 
指定
期間
通年
単位
年次
担当者
高橋弘一
講義題目 会計理論およびわが国財務報告制度の基礎とその変革
開講キャンパス
授業概要  1990年代後半に開始された日本版金融ビッグバン構想に端を発し、わが国企業の財務報告制度に関しても、会計ビッグバンと称するさまざまな変革が推進されて今日に至っている。
 本講義では、下記のテキストを手掛かりに、金融資産・負債の時価評価、自己株式の取得・保有の規制緩和と会計問題、固定資産の減損処理、法定準備金制度の変革と株式会社の資本会計など、近年における一連の制度変革を視野に入れつつ、会計理論およびわが国財務報告制度の基礎とその変革について論議     する。
学修目標  高度化したビジネス社会では、経営管理に携わる人はもとより、フィナンシャル・アナリストがその好例であるが、外部から企業経営にアプローチする人にとっても、財務会計の基礎知識は欠かせない。この講義では会計理論およびわが国の財務報告制度について、大学院レベルの専門知識の修得を目指す。
授業計画 1.財務会計の機能と制度
2.利益計算の仕組み
3.会計理論と会計原則・会計基準
4.利益計算と資産評価の基本原則
5.現金預金と有価証券
6.収益認識基準と売上債権
7.棚卸資産の評価と売上原価の計算
8.固定資産の評価と減価償却
9.繰延資産
10.負債
11.資本
12.財務諸表の作成と公開
13.その他
評価方法 レポート、授業における平常点等を鑑み、総合的に評価する。
テキスト 主教材:桜井久勝『財務会計講義(第7版)』中央経済社(2006年4月刊行予定).
副教材:中央経済社編『会計法規集(最新版)』中央経済社.
その他