南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
担当者
安藤 史江
講義題目 組織学習論
開講キャンパス
授業概要  組織が存続・発展するためには、組織が常に学習し続け、自らの能力を高めることが不可欠である。本講義では、国内外の論文を用いて、組織が学習するとはどういうことかや組織学習が促進されやすい条件、反対に、失敗しやすい状況などを概観する。理論から入り、徐々に具体例に結びつけていく。
学修目標  組織学習現象についての基本的な理解を得るとともに、具体的な事例を前にして、組織学習状況に関する簡単な現状分析や改善策の提示ができるようになることを目指す。あわせて、そうした提案や分析を説得力をもってプレゼンテーションする力の向上も、目標とする。
授業計画  まず、組織学習についての基礎知識を得るために、拙著や優れたレビュー論文を読む。その後、比較的新しい論文を取りあげながら、それがどのような具体例に落とし込めるか、クラスでの議論を通じて確認していく。最終的には、各自に1つ、研究対象とする組織例を定めていただき、学んだことを活用した分析を行っていただく。
評価方法  授業時におけるディスカッションへの参加度(準備状況を含む)を70%、課題の達成度・提出状況を20%、期末レポートの評価を10%とし、総合的に評価を行う。
テキスト  開講時に配布する論文リストをもとに、毎授業で次週分の教材を配布する予定である。教材の約半数は、英文ジャーナルに掲載された論文を考えている。
その他  参考文献として、拙著『組織学習と組織内地図』、白桃書房、2001年。