南山大学

 

【科目コード】97511

【科目名称】データ解析

【担当者】竹澤 直哉

【単位数】2                    【配当年次】1秋・2     【開講期】秋学期

 

【授業概要】

本科目は、Excel等のソフトウェアを利用しながら、ビジネス上の意思決定やプレゼンテーションに必要な定量的な分析手法の修得を目的とする。また、意思決定や性能評価などを行う際に、より説得力を持たせるためのツールとしてのデータ解析を学ぶ一方で、さまざまなビジネス局面で必要とされる推定スキルを習得する。同時に、事例研究、ケース討論等を通して、統計的結果を解釈する上での留意点などについての理解を深める。

【到達目標】

   データを使った定量的分析を行うための基本的統計ツールの習得と理解を深めた上で、さまざまな問題に対して、実際に使えるようにすること及びこれらの手法を効果的に利用する能力を身につけることを目標とする。

【授業計画】

1.          データ解析概論

データ解析を行う利点と有用性について検討する。

2.          確立・統計

基本的な確立・統計概念と定義について学ぶ。

(ア) 課題提出

3.          確立・シミュレーション

(ア) プレゼンテーション

4.          信頼区間とシミュレーション精度

モンテカルロシミュレーションを行う際の精度の決め方と方法について学ぶ。

(ア) 課題提出

5.           信頼区間とシミュレーション精度

(ア) プレゼンテーション

6.           回帰分析と検定

単回帰モデルを使用するときのモデル化方法および推定方法について学ぶ。

(ア) 課題提出

7.           回帰分析と検定

(ア) プレゼンテーション

8.           回帰分析と検定

単回帰モデルから得られる出力結果をどのように解釈するかについて学ぶ。

(ア) 課題提出

9.          回帰分析と検定

(ア) プレゼンテーション

10.       重回帰

重回帰モデルの使い方と得られる情報の解釈について学ぶ。

(ア) 課題提出

11.        重回帰

 (ア) プレゼンテーション

12.       最終プレゼンテーション準備

最終プレゼンテーションへのフィードバック。

13.        最終プレゼンテーション

(ア) 最終レポート提出

14.        最終プレゼンテーション

 

【評価方法】

筆記試験 30%

中間試験 15%

期末試験 15%

提出物 20%

最終レポート 5%

課題 15%

授業への貢献度 20%

討論への貢献度や発言内容等

プレゼンテーション 30%

プレゼンテーション 15%

最終プレゼンテーション 15%

 

【テキスト】

「経営統計学」、税務経理協会、平尾秀夫著 2001

【参考文献】

「エクセルによるデータ解析」、エコノミスト社、成田滋、筱更治 2001

「ビジネスデータ分析」、秀和システム、渕上美喜、上田太一郎、古谷都紀子 2004

「統計データ分析」、秀和システム、渡辺美智子、小山斉 2003

 

【備考】

基本的な内容はテキストに含まれているが、本講義は配布資料を中心に行うので、わかりやすい場合は、他のテキストを参照することも可。また、テキストや参考文献の他に、ケース・論文などの配布資料が別途必要である。講義内容とプレゼンテーションのタイトルが一致する講義コマは、前講義の理解を深めるためのものである。また、授業の進行状況、履修生の習熟度によって、シラバスの内容が若干変更される可能性がある。