南山大学

 

【科目コード】97613

【科目名称】キャッシュフロー会計

【担当者】斎藤 孝一

【単位数】2                    【配当年次】1秋・2     【開講期】秋学期

 

【授業概要】

本科目は、キャッシュ・フロー計算書を考察対象として、企業経営におけるキャッシュ・フローの意義を明らかにする。講義は、これまで公刊されてきたステートメントや構築されてきた会計理論、有価証券報告書などを対象としながら、キャッシュ・フローの意義、利益とキャッシュ・フローの乖離、営業キャッシュ・フロー、投資キャッシュ・フロー、財務キャッシュ・フロー、フリー・キャッシュ・フローなどを考察する。

【到達目標】

   資金の概念とキャッシュ・フロー計算書の構造を理解し、キャッシュ・フロー計算書に記載されている内容十分に説明できるようにすること。

【授業計画】

  

1.         損益計算と収支計算

1)損益計算 (2)収支計算

2.         資金計算書

1)資金概念 (2)資金計算書の目的

3.         資金計算書の発展

1)資金計算書の形成 (2)資金計算書の展開

4.         キャッシュ・フロー計算書

1)キャッシュ・フロー計算書の概念 (2)キャッシュ・フロー計算書の内容

5.         キャッシュ・フロー計算書の構造

1)キャッシュ・フロー計算書の形式 (2)キャッシュ・フロー計算書の作成方法

6.         直接法によるキャッシュ・フロー計算書の作成

7.         間接法によるキャッシュ・フロー計算書の作成

8.         営業活動によるキャッシュ・フロー

9.         投資活動によるキャッシュ・フロー

10.      財務活動によるキャッシュ・フロー

11.      フリー・キャッシュ・フロー

12.      キャッシュ・フロー計算書の国際的調和

13.      キャッシュ・フロー計算書の分析

14.      アンケート調査にみるキャッシュ・フロー計算書

 

【評価方法】

  期末試験80%、小テスト10%、参加・貢献度10

【テキスト】

  プリントを配布する予定。

【参考文献】

  染谷恭次郎『資金会計論』中央経済社、1956

小川洌編著『現代資金会計の動向』国元書房、1983

鎌田信夫編著『資金情報開示の理論と制度』白桃書房、1991

佐藤倫正『資金会計論』白桃書房、1995

杉本典之・洪慈乙『キャッシュ・フロー計算書−その国際的調和化の現状と課題−』東京経済情報出版、1995

染谷恭次郎『キャッシュ・フロー会計論』中央経済社、1999