南山大学

 
指定
選必
期間
秋学期
単位
年次
2〜4
担当者
SOUSA Domingos
他の科目との関連
履修対象学科
副題
授業概要  近代ヨーロッパの発展過程の中で、最も優れた成果の一つは人権思想であると思われる。こうした人権思想の背景には、キリスト教的「人間の尊厳」という考えがある。尊厳は、人間そのものに内在する固有の価値を表している。このような思想は古代ギリシア思想家にも見られるが、聖書では人間が神との人格的関係で無限の価値があることが強調されている。聖書における人間観をたどりながら、人間の人格に無限の価値があるとするキリスト教思想がどのように展開したかを考察する。
学修目標 キリスト教における人間の尊厳の理解を指標としながら、現代における人間の課題を考えてみる。
授業計画 1.聖書の人間観
2.聖書的人間論の諸概念
3.初期キリスト教の人間理解
4.中世思想における人間観
5.近代ヒューマニズムにおける人間観
6.現代キリスト教における人間の生命と倫理
評価方法 出席、授業態度、レポートにより評価する。
テキスト 聖書と講義の中で参考文献を紹介する。
その他 この科目は、次の JABEE 対応コース「情報技術専修コース」学習・教育目標に対応する。(A)