00573 人間の尊厳(高齢期の生き方)
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選必 |
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春学期 秋学期 |
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2 |
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2〜4 |
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大塚 弥生 |
他の科目との関連 | |
履修対象学科 | 全 |
副題 | |
授業概要 | 青年期までの人間の発達過程が、基本的に成長・獲得・進歩などの「成長モデル」によって特徴づけられるものであるのに対し、成人(中年)期以降の、特に加齢にともなう人間の変化の過程に対しては、一般に、停滞・喪失・衰退といった負のイメージがもたれやすい。しかしながら、中年期以降は同時に、社会環境から要請される期待や課題を達成し、成熟・統合・自己実現を果たしていく時期でもある。加齢に伴うさまざまな問題は、高齢化社会において、誰しもがいずれは直面しなければならない事柄である。本講では、中年期以降のアイデンティティの発達に焦点を当て、中年期・老年期の課題について取り上げる。 |
学修目標 | 一方では衰退していく機能に対処しつつ、与えられた環境の中で成熟や統合・自己実現をめざし、やがては死と向かい合わざるをえない人間のこころの営み・プロセスについて理解し、高齢化社会における人間の尊厳について考え、自分自身の生き方について展望する。 |
授業計画 | 1.高齢化社会とは 2.ライフサイクル研究について 3.成人の発達とは 4.中年期の危機について 5.中年期に見られる身体変化と疾患について 6.家族の発達プロセスについて 7.親子関係の問題について 8.高齢期の課題について 9.高齢者の心理特性について 10.高齢期に見られる身体変化と疾患について 11.高齢者介護への問題について 12.高齢者への虐待問題について 13.高齢者介護を通して人間の尊厳について考える(1) 14.高齢者介護を通して人間の尊厳について考える(2) |
評価方法 | 出席状況、講義中の小レポート、期末レポートあるいは期末テスト |
テキスト | 特に指定しない。プリント資料を適宜配布。視聴覚資料を使用。 |
その他 | この科目は、次の JABEE 対応コース「情報技術専修コース」学習・教育目標に対応する。(A) |