南山大学

 
指定
選必
期間
春学期
秋学期
単位
年次
2〜4
担当者
大塚 弥生
他の科目との関連
履修対象学科
副題
授業概要  青年期までの人間の発達過程が、基本的に成長・獲得・進歩などの「成長モデル」によって特徴づけられるものであるのに対し、成人(中年)期以降の、特に加齢にともなう人間の変化の過程に対しては、一般に、停滞・喪失・衰退といった負のイメージがもたれやすい。しかしながら、中年期以降は同時に、社会環境から要請される期待や課題を達成し、成熟・統合・自己実現を果たしていく時期でもある。加齢に伴うさまざまな問題は、高齢化社会において、誰しもがいずれは直面しなければならない事柄である。本講では、中年期以降のアイデンティティの発達に焦点を当て、中年期・老年期の課題について取り上げる。
学修目標  一方では衰退していく機能に対処しつつ、与えられた環境の中で成熟や統合・自己実現をめざし、やがては死と向かい合わざるをえない人間のこころの営み・プロセスについて理解し、高齢化社会における人間の尊厳について考え、自分自身の生き方について展望する。
授業計画 1.高齢化社会とは
2.ライフサイクル研究について
3.成人の発達とは
4.中年期の危機について
5.中年期に見られる身体変化と疾患について
6.家族の発達プロセスについて
7.親子関係の問題について
8.高齢期の課題について
9.高齢者の心理特性について
10.高齢期に見られる身体変化と疾患について
11.高齢者介護への問題について
12.高齢者への虐待問題について
13.高齢者介護を通して人間の尊厳について考える(1)
14.高齢者介護を通して人間の尊厳について考える(2)
評価方法 出席状況、講義中の小レポート、期末レポートあるいは期末テスト
テキスト 特に指定しない。プリント資料を適宜配布。視聴覚資料を使用。
その他 この科目は、次の JABEE 対応コース「情報技術専修コース」学習・教育目標に対応する。(A)