南山大学　シラバス検索用

指定	選必	期間	秋学期
単位	２	年次	1〜4
担当者	成田　靖子

他の科目との関連
履修対象学科	全
副題	分子レベルからみたヒトのからだ
授業概要	生命体の基本単位は細胞である。それはたった１個の細胞からできている単細胞生物でも、60兆個の細胞が集まっている人体でも同じである。生命体の特徴として(1)膜で仕切られた環境をもつ(2)体内環境を一定に保つ(3)自己をコピーできる(4)エネルギーを生み出す装置をもつがあげられる。この科目ではヒトを特別な存在としてではなく、環境や他の生物と関わりあって生きている地球上の生命体の一員としてとらえて進める。
学修目標	生命体のなかでおこる複雑な営みをシステムとして解明するのが生命科学であり、自然科学・人文社会科学の分野にまたがるが、本講義は生物学・化学・医学・薬学の観点からヒトのからだのしくみを細胞レベル・分子レベルで解明する。細胞が相互に作用しあって築き上げているヒトのからだのしくみについて理解し、日々刻々と提供される生命科学情報を自分の言葉として理解できる基礎をつくるのを目標とする。
授業計画	・生命体の持つ特徴　　生命体の基本単位は膜で仕切られた細胞である　　　　生命体はエネルギーを獲得するための装置をもつ　　生命体は自己を連続させるシステムをもつ　　生命体は体内環境を一定に保つシステムをもつ　　ウイルスは生命体といえるか・生命体にとって最重要な分子はタンパク質と核酸である・生命体は自己を連続させるシステムをもつ　　生命体は35億年絶えたことがない　　どのようにして生命は連続するのか・細胞には寿命がある　　ガン細胞は分裂制御が壊れた細胞である　　あらゆる細胞に分化することのできる万能細胞（ES細胞）・生命体は自己を守るシステムを持つ　　免疫とは異物（非自己）を排除するシステムである　　アレルギーは免疫機能が過剰になった状態である。　以上にホットニュースやビジュアル教材を織り込んで講義を進める。
評価方法	受講意欲・提出物・筆記試験などで総合評価する。
テキスト	未定。指定しないときはプリントを配布する。
その他	この科目は、次のJABEE対応コース「情報技術専修コース」学習・教育目標に対応する。（A）