07021 日本史
|
選 |
|
春学期 |
|
2 |
|
1〜4 |
|
林 順子 |
他の科目との関連 | |
履修対象学科 | 全 |
副題 | |
授業概要 | 本講では、日本の近世史を扱う。現代社会の基盤の中には、近世において形成された社会体制や日本人的気質のなごりが、根深く残っている。それらは、当時の日本国内の事情や世界情勢の変化、それに対応する支配者、被支配者たちの動き、と、様々な要素が絡み合った結果の産物にほかならない。それは現代社会でも同じことで、私たちのつくる歴史が将来を築いていくのである。 この講義では、江戸時代の制度と様々な階級の有り様について、この地域の話題をまじえながら、話を進めていく。例えば織田信長や坂本龍馬などの有名人について語られることは「ない」ので、注意されたい。 |
学修目標 | 現代社会を過去から見る目を養うことを目標とする。 |
授業計画 | 1.“鎖国”下の外交(4回) ・東アジア各国の対外思想と秩序 ・“鎖国”体制 ・行き来する人とモノ 2.幕府と朝廷(3回) ・征夷大将軍の意味 ・日光東照宮 ・武家と朝廷 ・庶民と朝廷 3.武家社会の仕組み(2回) ・武家の上下関係 ・出世の仕組み ・百姓出身の奉行たち 4.村の姿(2回) ・開発と環境破壊 ・家族、農業形態の変化 ・村の組織 5.商家の姿(3回) ・伸びる物流金融網と統制強化 ・統制を崩す地方の力 ・今に続く地元企業 |
評価方法 | 学期末の筆記試験を基本とする。 |
テキスト | 毎回の講義で、資料と、参考文献を載せたプリントを配布する。 |
その他 |