南山大学

 
指定
期間
春学期
秋学期
単位
年次
3
担当者
成田 靖子
他の科目との関連
他学科履修 不可
副題 衛生環境論─ 生いのちを衛まもる ─
授業概要  2004年の世界の平均寿命が先日発表された。日本男性78.64歳、女性85.59歳という結果で、今年も世界トップクラスの座に輝いた(女性は1位、男性は2位)。戦後60年の間に平均寿命は30年ほど延びたが、医学面からみた理由として医薬品開発と疾病治療法の進歩、栄養状態改善による免疫力アップ、飲料水・下水の分離による感染症の減少、健康教育の浸透などがあげられる。しかし、寿命が延びて「めでたし、めでたし」で終わったわけではない。豊かな生活環境が裏目に出た肥満や糖尿病などの生活習慣病の増加、それに伴う医療費の赤字累積、健康情報の氾濫、きれいすぎる環境が一因とされるアレルギー、食品に対する不信感などの弊害がでているのも周知の事実である。
学修目標  本プロジェクトでは授業概要で挙げたことに限らず、生命・衛生環境上の様々な問題を見つけ、解決するための選択肢を考えることを目標とする。
授業計画  以下のスケジュールで計画している。
 関連のある自然科学系実験を取り入れることもある。
 (1)テーマを探る 3年次春学期
  初回は自己紹介を兼ねて自分の関心のあるテーマについて発表する。
  以降は、書物や文献を分担紹介しながら基礎自然科学知識を習得するとともに、自分のテーマを探っ
 ていく。
 (2)テーマを絞り込む 3年次秋学期
  自分のテーマとなりそうな書物や文献を紹介しながら、プロジェクト研究構想を組み立てていく。
 (3)テーマを決める 3年次最後〜春休み
  プロジェクト研究のテーマを決定する。
  春休み中に中間レポートとしてまとめ提出する。
評価方法  評価は最終提出物の他に、研究発表に対する熱意やゼミメート発表時の参加態度などを総合する。
テキスト  未定。
その他